COLUMN

コラム

ホテルメトロポリタン秋田

秋田の魅力を伝える、駅近ホテル

歴史と文化に彩られた奥深さと新たな魅力をたたえる街、秋田。
東には霊峰太平山を擁する出羽山地、西には夕景が美しい日本海が広がる、大和海に囲まれた自然豊かな土地柄、四季折々の伝統的な祭りや訪れる人を笑顔にする郷土料理など魅力あふれるスポットが数多くあります。

そんなJR秋田駅を降りて目の前にあるのが、『ホテルメトロポリタン秋田』です。

「秋田らしさ」をテーマとしたモチーフをホテルの各所に配置しており、上質な大人の「くつろぎの空間」へと導いてくれます。

広々としたエントランスからナマハゲのお面などが展示されており、秋田の伝統を肌で感じられる空間となっております。

バンクチュールは今回、このホテルの別館プレミアムフロアにある「ノースウイングスイートルーム」のバスルームを1台納入させていただきました。
最上階である9階の一番奥に位置するこちらのスイートルームは、テーブル、ソファ、ベッド……すべての空間や家具のデザインにこだわりながらも、機能的につくられている特別室です。暖かみが溢れるインテリアや演出により、特別な宿泊をお楽しみいただけるお部屋となっております。

バンクチュールの納入させていただいたバスルームはブラックを基調にした、広々とした空間となっております。天井にはガラスの天窓があり、昼には自然の光を感じながらご入浴いただけるようになっております。浴槽はジェットバスを搭載しており、御影石で作られた寝湯のできる特注石造の浴槽もございます。
また、洗面室とバスルームの間は壁ではなくガラスで区切られており、別々の空間がまるで一つのつながる空間のようになっております。ユニットバス構造だとは思えないような、デザインが追求されたホテルならではの水回り空間をお過ごしいただけます。

浴槽周りのエプロン部分には縦長に細いタイルをアクセントとして貼り合わせることで、大きな円形浴槽の存在感が際立ちます。

特に目を引くのは御影石でつくられた寝湯のできる石造り浴槽です。ゆったりともたれかけられるように浴槽内部の背中側は斜めの傾斜で出来ています。頭が当たる部分は頭部の形に沿うようなヘッドレストとなっております。湯の浮力もあいまって、まるでベッドで眠るような入浴を体験いただけます。

隣接する洗面室は、鏡が浮いているように独立しているモダンなデザインとなっております。壁の代わりにガラスでバスルームと区切っているため、この鏡がよりバスルームとのつながりが感じられる要素の一つとなっております。

こちらのホテルはご覧の通り複雑な形状で、デザインにこだわった特殊なレイアウトでした。そのため、計画中はCGパースも作成して、空間の細かな仕様を入念に打ち合わせしながらご採用いただいた事例でございます。
バンクチュールのバスルームはオーダーメイドのため、一つとして同じ商品はございません。そのため複雑なデザインをグラフィック的にわかりやすくご提案するため、CGパースをお作りしております。今回のホテルメトロポリタン秋田さまでは天井が梁欠きやトップライト(天窓)付きであり、特注石造り浴槽と円形浴槽の2種類、洗面とつながる特殊なレイアウト……などオーダーの要素が強いデザインだったため、特にパースが重要視されました。
是非、ホテルでの新たなバスルームをご検討の方はバンクチュールへお声がけください。

秋田の伝統工芸を身近に感じながら、ゆったりとリラックスして過ごしていただけるラグジュアリーなスイートルーム。
美しい情景を目にしながら、日常を忘れて秋田の歴史と文化と共に過ごす空間をお楽しみください。


 <メトロポリタン秋田 別館 NORTH WING>
 ■竣工年   2021年 4月
 ■部類    新築ホテル
 ■構造規模  9階 132室
 ■浴室サイズ 3237(1台)

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掲載協力
ホテルメトロポリタン秋田
〒010-8530 秋田市中通7丁目2-1 JR秋田駅隣接
TEL:018-331-2222
https://akita.metropolitan.jp
Writer:Tsuido Taichi
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